お知らせ 健康コラム
Vol20. コレステロール対策 「腹7分目・腸活・運動」

健康診断で医師などから「LDLコレステロール値が高い」と指摘された場合、①腹七分目を心がける②動物性脂肪を控える③野菜・海藻や発酵食品を積極的にとって腸内環境を整えるといった食改善の実践④ご自身の体力に合わせた運動――などにチャレンジしてください。また酵素ファスティングやプチ断食も改善効果が期待できます。

■コレステロールは肝臓で作られ、食事からとり入れて補充される
 血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質があります。これらの脂質のうち、LDLコレステロールや中性脂肪が多すぎたり、HDLコレステロールが少なすぎるなどの状態を脂質異常症と呼んでいます。LDLコレステロールが過剰になると血管壁にコレステロールが沈着し、心筋梗塞や脳梗塞の発症のリスクを高めることが知られています。
 女性が男性よりも脂質異常症の患者数が多いのは、閉経をはさんだ前後10年間の更年期に脂質代謝に影響するエストロゲンの分泌が急激に低下し、LDLコレステロールが上昇しやすくなることが大きな要因の1つとされています。
 コレステロールという名前を聞くと、「危険な脂質ではないか」と誤解されている方もいらっしゃるようですが、コレステロールは人間の体を作っている約60兆個の細胞膜やさまざまなホルモン、胆汁酸の材料となっています。
 コレステロールにはそれぞれ役割があります。LDLコレステロールは肝臓から全身の細胞に運ばれて使われます。しかし血中のLDLコレステロールが増えすぎると動脈硬化の原因となるため、悪玉コレステロールと呼ばれるようになりました。
 一方、HDLコレステロールは血管壁にたまったコレステロールを取り除いたり、余分なコレステロールを回収し、肝臓へ戻す働きをするため、善玉コレステロールと呼ばれています。
 コレステロールは、単独では血管内を移動できません。リポタンパク質という物質と結合して、リポタンパクコレステロールという物質となって輸送されます。LDLは低比重リポタンパク、HDLは高比重リポタンパクの略です。
 リポタンパク質と結合して全身に運ばれるコレステロールの約8割は主に肝臓で作られ、残りの約2割は食品から摂取されたコレステロールに由来しています。「血中コレステロール=食品中に含まれるコレステロール」というわけではありません。   
 コレステロールの量は肝臓で調節されています。食品の中では、肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取が血中のLDLコレステロールに影響を与えることがわかっていますが、健康な人であれば、それほど神経質になる必要はありません。「コレステロールを食べると血中コレステロール値が上がる」とか「血中コレステロール値が高いからコレステロールを摂取するのを避ける」という単純なものではないのです。

■腹7~8分目を実践、動物性脂肪のとり過ぎに注意
 LDLコレステロール値が気になる方は、飽和脂肪酸の過剰摂取(1日に摂取する総エネルギー量の7%以内に収める)や、インスタント食品、洋菓子などのとり過ぎに注意してください。日頃から食生活が不規則になりがちな方は、腹7分目を心がけてください。脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類あり、このうち肉やバター、ラード、生クリームなど動物性の脂肪に多く含まれているのが飽和脂肪酸です。一方、不飽和脂肪酸は植物や魚の油に多く含まれています。不飽和脂肪酸にはコレステロールを下げる働きがあり、LDLコレステロール値を低下させる効果が期待できます。
 またコレステロールを下げるには、食物繊維を多くとることも効果的です。食物繊維には食品からとったコレステロールの吸収を抑える働きがあります。
 腸内環境を整えることも、コレステロールを正常に保つうえでは有効な手段となります。大腸の腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸には、肝臓でのコレステロールの合成を抑制する作用があります。大高酵素飲料に含まれる多くのオリゴ糖は吸収されず大腸に届き、腸内細菌によって短鎖脂肪酸が生成されることが知られています。
 LDLコレステロールや中性脂肪の値を下げたい方は、酵素ファスティングや1~2食置き換えのプチ断食もお勧めです。ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

「健康の輪」No.51より一部抜粋

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