- お知らせ 健康コラム
- Vol.9 春から始める酵素ファスティング
酵素ファスティングで日頃から疲れている心身をリフレッシュし、新しい春を迎えましょう…。春は酵素ファスティングの季節です。理由は秋から冬にかけて体にたまった不要なものを排出しやすい体になるからです。酵素ファスティングは酵素断食とも呼ばれ、一定期間、通常の食事を植物エキス発酵飲料に置き換えて行う食事療法です。日本で初めて植物エキス発酵飲料を発売した大高酵素が広めた健康法で、その安全性と優れた有用性は国内外で広く知られています。
■世界の医学界が注目するファスティングの研究成果
ファスティング(fasting)は文字通り「断食」を意味します。ちなみに英語のブレックファーストは朝食の意味で使われますが、元々の語源は「断食を破る」ことを表しています。この語源からも、一種の健康法として、古くから実施されていることが分かります。
日本では宗教上の修業行為として、断食が行われていましたが、これは健康法というよりも、悟りを開くための過酷でつらい鍛錬法の1つです。
このほか、医師の指導の下で、病気の治療や検査前に「絶食」を行うこともあります。またお腹が痛いとか食欲がなくて1~2食抜くのも絶食にあたります。
それに対して、酵素ファスティングは植物エキス発酵飲料をとりながら、心身ともにリセットしようというものです。この栄養源として使われるのが植物エキス発酵飲料です。
最近、ダイエット目的で酵素ファスティングを実践する方々が増えていますが、あくまでも結果として体重が減っているにすぎず、本来の目的はダイエットではありません。
近年、ファスティングやカロリー制限に関する研究は世界の医学界が注目するテーマとなっており、説得力ある論文や研究報告が相次いでいます。
ファスティングによって、有害物質の排せつ効果が明らかになった社会的事件があります。1968年に発生したカネミ油症事件です。食用油にダイオキシン類が製造過程で混入し、その食用油をとった消費者や胎児に障害が発生した食中毒事件です。
有効な治療法がない中、断食療法によって患者の神経障害や皮膚障害が8~9割改善したことが報告されています。有害物質は脂肪細胞に蓄積されますが、ファスティングにより体脂肪が燃焼され、蓄積していた有害物質が血液中に出て、腎臓・肝臓を通じて体外に排せつされたと考えられています。
水銀、カドミウム、ヒ素などの重金属や環境ホルモンなどが体の中に蓄積されると、慢性疾患、胃腸障害、精神障害、アレルギー性疾患、アルツハイマー型認知症などさまざまな健康障害を引き起こすことが明らかとなっています。また腸内環境が乱れると、腸のバリア機能が低下し、有害な重金属が腸管の粘膜の間をすり抜けて体内に入りやすくなります。医療の世界では、体内に蓄積した重金属を薬剤で取り除く方法も確立されていますが、酵素ファスティングでもそうした効果があることが知られています。
■「月のリズム」を取り入れるとより効果が期待できる
大高酵素の植物エキス発酵飲料は製造過程において、人間の体内で行う消化活動のほとんどを、発酵・熟成タンクの中で済ませています。そのため、身体の活動に必要なブドウ糖や果糖などのエネルギーを効率よく補給しながら、新陳代謝に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養成分も補給できることから、消化・吸収に負担がかからず、胃腸や肝臓などの臓器を休ませることが可能になります。消化器系を休ませるには、消化・吸収に負担がかからず、酵素ファスティングで長年にわたり安全性が証明されているエキスタイプの植物エキス発酵飲料がお勧めです。
酵素ファスティングを実践する場合、月のリズム(満月・新月)を上手に取り入れると効果的ともいわれています。満月に向かう時はより代謝機能が高まり、吸収力が増します。また新月に向かう時は排せつする力が増すとされています。
酵素ファスティングの効果は復食によっても大きく左右されます。酵素ファスティングを自ら実践している薬局・薬店の薬剤師、登録販売者や美容室の先生方が全国に数多くいらっしゃいますので、ご興味のある方は一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
この公式サイト上でご紹介している「酵素生活・ファスティング」でも、自動計算でのファスティング飲用量の目安や詳しい説明がありますので、併せてご参照ください。
「健康の輪」No.31より一部抜粋・修正